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おりもの相談

「ふつう」のおりものってなんでしょう

​どんなとき受診した方がよい?

おりもの(帯下)ってなんでしょう。おりものは子宮や腟からの分泌物、古い細胞や細菌のまざったもので、透明、白、クリーム色をしています。おりものがもともと多い人も少ない人もいます。また、生理の周期によって量が増えたり、状態がかわります。普段から自分のおりものを観察して、そのパターンを把握しておくと役に立ちます。

女の人(腟と子宮がある人)は腟からお腹の中に有害なものが入ってこないように、おりものがバリアの役割を果たしています。おりものがあることは健康な人にとって全くふつうのことです。においも少しはあることがふつうです。汗に匂いがあるのと同じです。(腟は甘いフルーツやお花のような匂いがするところではありません)

排卵期の帯下はさらさらとしていて、精子が卵子のところまで泳いでいきやすいようになっています。カンジダ腟炎になると細胞成分が多いぽろぽろした特徴的な帯下になることもあります。(ぽろぽろしていなくてもカンジダ腟炎のときがあります。カンジダ腟炎についてはこちらに詳しく書いています。)

ではどんなときに、受診するといいでしょうか。かゆみを伴うとき、「魚のような」匂いがするとき、いつもと違って灰色、緑色、濃い黄色のような色のとき、パートナーから心配な症状を聞いたとき。そんなときは婦人科で相談してください。原因によってはその場ですぐ治療できることもあります。

また、一般的な性感染症であるクラミジアは無症状の場合も多くありますので、検査については受診の際にご相談ください。

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